世界遺産・マチュピチュの玄関口といえば通称『マチュピチュ村』ですが、初代村長が日本人であることを知っていますか?
その初代村長の名前は野内与吉さんと言います。
今回は野内与吉さんと、マチュピチュ村について紹介します!
マチュピチュ村とは
マチュピチュ村は通称であり、正しくは『アグアス・カリエンテス(Aguas Calientes)』と言います。
村があるのはペルーの山奥で、標高2,040メートルの高地。
通称のとおり世界遺産・マチュピチュのゲートシティなので、こぢんまりした村ながら多くの人でにぎわっています。
初代村長は野内与吉さん
野内与吉(のうち よきち)さんは福島県の大玉村の出身で、1895年(明治28年)に生まれました。
21歳の時に「海外で成功したい!」と思いペルーに渡り、農園で働きましたが待遇に不満を持ち1年で辞めて海外を放浪。その後ペルーに戻ってペルー鉄道で勤務し、電車の運転や線路工事に関わっていました。
このさいマチュピチュ付近までの鉄道建設に携わったことをキッカケとして、マチュピチュ近くへ移住することに。
1939年にマチュピチュ地区の行政責任者となると、集落からマチュピチュ村に昇格した1948年から2年間は村長を務めることとなりました。
村長として村で初めてのホテル「ホテル・ノウチ」を開業したり、水力発電所や温泉を建設するなどマチュピチュ村の発展に尽力しました。
なお野内さんは1969年、74歳の時にお亡くなりに・・・
しかし、マチュピチュ村は野内さんの功績をたたえて2015年に野内さんの生まれ故郷である福島県大玉村と友好都市協定を締結しました。
そういえば何となく日本っぽい・・・
マチュピチュは日本から見ると、地球の裏側のペルーの山奥にありますが、どことなく日本っぽい雰囲気。
街の真ん中に川が流れ、その周辺にホテルやお店が立ち並ぶ雰囲気は箱根湯本や城崎、下呂あたりに似ているかな?と感じます。
なお、マチュピチュ村にも温泉があります(下記は温泉への案内板)。
僕は水着を持っていないので入りませんでしたが、日本の温泉と比べるとヌルめのようです。
マチュピチュへのゲートシティ
マチュピチュ村は世界遺産マチュピチュへ行くなら、ほぼ必ず立ち寄る場所です。
街の中にはマチュピチュ目当てで訪れた観光客向けのホテルやレストラン、みやげ物店が立ち並んでいます。
小さな村ですが、活気にあふれています!
しかし物価が高いのが残念・・・
だいたい日本と同じぐらいですが、こんな山奥まで食材や品物を運ぶと考えると仕方がないのかもしれません。
滞在していてとても楽しい場所なので、日帰りではなく数日滞在するのもオススメです!
行くのはかなり大変・・・
マチュピチュ村はペルーの山奥にあるだけあって、行くのはかなり大変・・・
僕はクスコから車で2時間かけて駅まで移動し、そこからさらにペルーレイルに乗って移動しました。
またマチュピチュ村に着いても、そこから徒歩 or バスでマチュピチュまで移動しなければならないので着くころにはグッタリ。
ストライキにより予定通りにならないことも多いので、数日滞在するぐらいのスケジュールを組むのをオススメします!
まとめ
僕もマチュピチュ村滞在中に『初代村長が日本人』という事を知ったのでビックリしました。
意外と日本と関わりが深いマチュピチュ村をぜひ訪れましょう!