ふだん日本では体調をくずさない人でも、海外旅行に行くとお腹の調子が悪くなる人も多いのでは?
海外でのみ調子が悪くなるのには、理由があります!
理由はいくつかありますが、今回は代表的な理由を紹介します。
おなかの調子が悪くなる原因
まずはお腹の調子が悪くなる、おもな原因を紹介します。
旅行の疲れ
ふだんはデスクワーク中心で、ほとんど体を動かさない人も多いのでは?
そんな人が海外旅行では朝から晩まで歩き回ると、想像以上に体力が消費します。
それが何日か続き、疲れがたまると胃腸などの調子が悪くなりがちです。
清潔度の低さ
一番の理由ともいえるのが清潔度の低さ。
日本は世界有数の清潔な国ですが、外国(とくに発展途上国)は汚いのが当たり前。
現地の人が大丈夫でも、免疫力が低めな日本人だとお腹の調子が悪くなりがちです。
水の硬度の違い
意外な原因が水の硬度。
水の硬度とは、水に含まれているマグネシウムとカルシウムの量の違い(何mg含まれているか)であり、飲みなれない硬度の水を飲むと、お腹の調子が悪くなることもあります。
日本の水道水の硬度は都市によって異なりますが、だいたい100mg/リットル以下。
ヨーロッパや東南アジアは、日本より硬度が高めです。
また、海外旅行で購入することも多いミネラルウォーターでは、エビアンが約300mg/リットル、コントレックスは約1,650mg/リットルと、かなり硬度が高いです。
硬度が高い(=硬水)ということは、それだけ多くのマグネシウムやカルシウムが含まれていることになるので、それらの成分が体に合わない場合は胃腸の調子が悪くなりがちです。
対策
僕も海外旅行経験が少ないころは、毎回に近いぐらいおなかの調子が悪くなっていました。
しかし、試行錯誤の結果、今ではおなかの調子が悪くなることは無くなりました!
今回は特に注意していることを紹介します。
余裕を持ったスケジュールを組む
海外旅行では時間が限られているため、キツめのスケジュールを組みがち。
一日だけなら問題ないですが、数日続くと、だんだん疲れがたまります。
なるべく3日に1回は、半日予定を入れないようにすると、疲れが抜ける&体調が悪くなっていてもスケジュールに影響なく休めます。
清潔にする
屋台などで食事をする場合、はしや食器を清潔な水ではなく容器に溜めた水で軽く流すだけの場合もあります。
当然、それだけでは雑菌を無くすことはできません・・・
雑菌を取り除くためには、食事前に食器類を除菌シートで拭くのがオススメです。
軟水のミネラルウォーターを選ぶ
海外旅行では水道水を飲むのは厳禁。
のどが渇いた場合はミネラルウォーターがオススメですが、買うなら軟水(硬度120mg/リットル以下)にしましょう。
国によって売られている銘柄は異なりますが、日本でもなじみのあるものではクリスタルカイザー(約35mg/リットル)、ボルヴィック(約60mg/リットル)がオススメです。
おなかの調子が悪くなったら?
どれだけ注意しても、おなかの調子が悪くなることがあります。
下痢になったら正露丸を飲む、という方がいるかもしれませんが細菌性の下痢には効果がありません。
おすすめの治し方は、とにかく水分をたっぷり摂って出し切ること。
ただし水分は硬水では体に負担をかけてしまうので、軟水のミネラルウォーターに粉状のポカリスエットを入れて、吸収率を高めるのがオススメです。
まとめ
体調を悪くすると、せっかくの海外旅行が楽しめなくなります。
シッカリ楽しむためにも、旅行中はいつも以上に健康に注意しましょう!