海外旅行に行くと『いかにも観光客っぽい』人がいます。
日本にいるなら観光客っぽく見られても問題ないですが、海外旅行中に見られると困ることも・・・
今回は現地人に観光客と見られるポイントと、困るケースを紹介します!
観光客と判断される要素
都市によっては多民族が暮らしているため、人種だけでは現地人(現地に在住している人)か観光客かは見分けづらいです。
しかし、現地在住か観光で訪れているかを見分けるポイントがあります。
海外で観光客、とくに日本人観光客と思われるの人には次のような特徴があります。
服装が観光客っぽい
観光客っぽい服装とは、現地の雰囲気になじまない服装のことです。
たとえば全身をハイブランドで固めていたり、ヒールの高い靴を履いていたりします。
また、フランスの現地の人は白色・黒色・灰色といったモノトーンの服を好む場合が多いそうですが、観光客はカラフルな色の服を着る場合が多いです。
ガイドブックや地図を持っている
観光といえば、ガイドブックや地図を使って観光地やレストランの場所を調べます。
街中で調べると観光客だとすぐにわかってしまいます。

とくに『地球の歩き方』は特徴のある配色のガイドブックなので、10メートル以上離れた場所からでもすぐに「日本人観光客だ!」とわかります。
また、ムック本形式のガイドブックは表紙に風景や建物の写真が使われている場合が多いので、すぐに「ガイドブックを持っている(=観光客)」とわかります。
カメラを首から下げている
旅行中は写真をいっぱい撮る!という方は、ストラップを使って首からカメラを下げたままにしていることも多いです。
すぐに撮影できるので便利ですが、周りには『観光客だ』と教えているようなもの。
また治安の悪い国では、首から下げたカメラを奪われる犯罪も発生しているので注意が必要です。
財布の中にお札がいっぱい入っている
海外旅行に行くと『とりあえず〇万円分両替!』という方も多いのでは?
特に両替直後はサイフにお金(紙幣)がぎっしりと入った状態。
街中で買い物するときは財布の中身をチラッと見られることが多く、その際に対象のお札が入っていたらマークされることがあります。
現地の人は大金を持ち歩く必要がなく、近年は電子マネーが発達しているのでカード一枚で日常的な買い物を済ますことが可能。
また同じ観光客でも、アメリカなどカード文化の国では大金は持ち歩かないことが多いです。
キョロキョロしている
周りには日本とは異なる風景が広がっており、興味のあるものが多いので周囲をキョロキョロしがち。
また、道がわからない場合も同じです。
現地人は土地勘があり見慣れた風景でもあるので、まっすぐ前を見て歩くことが多いです。
ニコニコしすぎている
日本では『愛想笑い』という言葉があるように、本当に笑いたい時ではなくてもニコニコしがち。
他の国では、そのような習慣がない場合が多いので、必要以上にニコニコしていると『現地人ではない』と思われます。
現地になじんで見られるには
現地人っぽく見られるためには、キョロキョロしたりニコニコしすぎないことも重要ですが、その他にもポイントがあります。
まず服装ですが、旅行に向けてオシャレをするのではなく『近くのコンビニに出かける』ぐらいの気合の入れ具合でOK。
また、ホテルの外ではガイドブックや地図を見ないのがイチバンですが、どうしても見たいなら本にブックカバーをかけてください。それだけで『いかにも観光客』といった雰囲気はだいぶ減ります。
スマホやタブレットを持っているなら、地図データやガイドブックのダウンロード版を事前に準備すると便利です。
観光客っぽく見られると困ること
観光客っぽくみられることにより親切にされることもありますが、さまざまな問題も発生します。
ボッタクリ被害に遭いやすい
観光客は『わざわざ遠い国まで来る = お金持ち』と思われます。
また、地元の物価を知らないので、相場よりかなり高い料金を吹っかけられることが多め。
その場合でも、自分の国の物価と比較すると安い場合もあるので気づかない事もあります。
ボッタクリ被害は移動(タクシー、トゥクトゥク)、買い物などあらゆる場面で遭う可能性があるので注意が必要です。
スリ被害に遭いやすい
お金を多く持っていることを知られてしまうと、スリ被害のターゲットになりやすいです。
スリからすれば、同じリスクを冒すなら多くのお金を持っている人を狙った方が効率高め。
また、観光客はテンションが高くなりがち&財布を出す機会が多いので狙いやすいです。

防犯対策が重要
危険な目にあっても防犯対策を行っておけば、あるていど身を護ることができます。
一番簡単な対策は防犯グッズを使う方法。オススメのアイテムはこちらをご覧ください。

まとめ
少し気を付けるだけでも観光客っぽさは減ります。
余分なトラブルに巻き込まれないように、いつも以上に注意しましょう!