海外旅行に行くと「ristorante 〇〇」や「osteria 〇〇」、「bistro 〇〇」など店名の前に何かついていることが多いですが、どんな意味があるのかわからないですよね・・・
しかし意味を知っていることにより、あなたにピッタリな食事場所を見つけることができます!
今回はそれぞれの名称の意味を紹介したいと思います。
食事場所の種類
それではレストランなど食事をする場所について、店名の他につけられている呼称の意味、および価格の目安を紹介します。
レストラン / リストランテ(ristorante)
食事をする場所で最も格式が高いです。
前菜からメイン料理、デザートまでひと通り揃っており、ワインなどのアルコールの提供もあります。
ドレスコード(服装の規定)が求められることも多く、Tシャツ&短パン&サンダルのようなラフな服装では入店できないことも・・・
価格帯も今回紹介する中では最も高いです。
トラットリア(trattoria)
大衆向けのリストランテのことで、格式はリストランテよりも低めです。
前菜からメイン料理、デザートまでひと通り揃っているものの、価格帯はそれほど高くありません。
また、ドレスコードは無いのが一般的です。
オステリア(osteria)
日本でいえば居酒屋のような位置づけで、取り扱っている品数はリストランテやトラットリアと比較すると少なめ。
特色としては、その土地独自の料理を提供することが多いです。
値段は安いことが多いですが、まれにリストランテ並みの高級店もあります。
タヴェルナ(taverna)
トラットリアやオステリアと同じく、大衆的な料理を提供する店です。
こぢんまりとして簡素な内装であることが多いです。
ビストロ(bistro)
フランス語で「小さなレストラン」という意味を持ち、ワインとともに食事を楽しめる小規模な小料理屋といった感じです。
格式もリストランテよりカジュアルで、ドレスコードもありません。
価格帯はリストランテよりは低く、オステリアよりは高いことが多いです。
ピッツェリア(pizzeria)
ピザ(Pizza)をメインに提供する店で、気軽に食事できます。
エノテカ(enoteca)
イタリア語で「ワイン中心のレストラン」という意味を持ち、イタリアでは特に地元のワインを提供しています。
ワインとともに料理を楽しむことができ、価格帯も安めです。
ブラッスリー(brasserie)
ビストロをさらにカジュアルにした感じの店で、ビールとともに食事を楽しむことができます。
どちらかいえばビールを飲むことがメインで、アルコールに合う食事が提供されることが多いです。
バー / バル(bar)
スペインなどにあり、アルコールやコーヒーとともに軽食を楽しむことができます。
カウンターで立ち飲みするスタイルの店も多く、スペインではカウンターにある一品料理(ピンチョス、タパス)を注文して食べられます。
価格帯も安く、地元民も日常的に利用する場所です。
ダイナー(diner)
北米で良く見られる形式の店で、大衆食堂的な雰囲気。
特徴としては店内はカジュアルな雰囲気であり、注文のためのカウンターが設置されています。
アメリカ料理を中心とした幅広い料理が提供され、価格もボリュームに対して安いのが特徴となっています。
カフェ(cafe)
日本のカフェ(喫茶店)とほぼ同じと考えればOK。
コーヒーや紅茶、ジュースとともに軽食を食べられます。
また、料金もとても安いです。
パティスリー(patisserie)
フランスやベルギーにある、洋菓子を提供している場所です。
カフェと似たような感じですが、エクレアやケーキなど、特にこだわって作られた洋菓子を食べられます。
日本での注意点
日本でも「レストラン〇〇」や「トラットリア〇〇」といった店名が多いですが、『何となくカッコいいから』『レストランしか知らない』といった感じで適当につけていることも多いです。
海外であれば呼称からどんな料理があるか、価格帯はどれぐらいかは推測できますが、日本ではアテになりません・・・
目的の店があったら、その店のホームページや口コミサイトで事前に確認してください。
まとめ
食事場所につけられている名称を知っていれば、あなたの条件にピッタリと合う店を見つけやすくなります。
ぜひ海外旅行の参考にしてみてください!