日本では太陽暦を使用していますが、その他にも六曜(大安・仏滅など)と呼ばれる独自の暦があります。
東南アジアのミャンマーでも伝統的な暦・八曜日があり、占いとしても使われています。
今回は八曜日の調べ方と、曜日ごとの当てはまる性格などを紹介します!
八曜日とは
八曜日とはミャンマーで古くから使われている暦(こよみ)です。
七曜日ではなく、八曜日である理由はミャンマーなどで古くから使用されている『ビルマ暦』にちなんでいるため。
日本で使われる七曜日と基本的には同じですが、水曜日が午前と午後に分けられているため八曜日となりました。
それぞれの曜日ごとに決められた性格や、他人との相性があると言われており、それをもとにした八曜日占いも人気があります。
また、曜日ごとに守護動物や方角、星座も決まっています。
のちほど紹介しますが、シュエダゴンパゴダのような寺院には守護動物の像がまつられており、その像をお参りする風習もあります。
八曜日の調べ方
八曜日のうち、あなたが生まれた曜日を『誕生曜日』と言います。
あなたの誕生曜日は、つぎの手順で調べられます!
1.下記の早見表で自分の生まれた年と月が交差する欄にある数字を調べる
例:2000年12月生まれなら「5」
2.誕生日(日にち)に1.で調べた数字を足す
例:2000年12月31日生まれなら「31」+「5」=『36』
3.下記の表で2.で調べた数字が書かれている曜日が、あなたの『誕生曜日』です。
例:手順2で「36」となったので日曜が誕生曜日
水曜の場合は、実際にあなたが生まれた時間帯によって『水曜午前』『水曜午後』の2つに分かれます。
また誕生曜日ごとに、曜日・方角・象徴となる動物(守護動物)が、次のとおり決まっています。
僕の誕生曜日は金曜なので、守護動物はモグラでした。できれば虎やライオンが良かった・・・
守護動物ごとの性格
血液型のように、守護動物ごとに性格診断が行われます。
それぞれの守護動物ごとの性格は次のとおりです。
■鳥(ガルーダ)
- リーダーシップがある
- ぜいたくを好む
- 一目ぼれしやすい
■虎(ジャア)
- 頑固
- 勇敢で強い意志を持っている
- 直観力がある
■ライオン(チェンティ)
- 理性的
- 活動的
- お金に苦労しない
■牙のある象(スィーン)
- 知性的
- 好奇心旺盛
- お金を散財する
■牙のない象(ヤフー)
- 直観力に優れる
- 短気
- 神秘的なものが好き
■ネズミ(チュエ)
- 思いやりがある
- 頭が良い
- 慎重かつ温厚
■モグラ(プー)
- 感受性が強い
- 冷静かつ客観的
- 欲望に従順
■竜(ナーガ)
- マイペース
- 心配性
- なまけもの
僕の守護動物はモグラなので、八曜日占いによると感受性が強い&冷静かつ客観的&欲望に従順らしいです。
当たっている点もありますが、欲望に従順ではない(はず?)。
守護動物をお参りする
ミャンマーでは、自分の守護動物をお参りする習慣があります。
僕もせっかくなのでお参りしてみました。
僕が訪れたのはヤンゴンにあるシュエダゴン・パゴダ。
高さ100メートルもある、巨大な黄金の仏塔が見どころです。
黄金の仏塔を囲むように、守護動物の像が置かれています。
お参りは、像の上に設置されている水道から水をくみ、自分の年齢の数だけ水をかけます。
縁起の良い日
八曜日の中で最も縁起が良いのは『木曜日』。
木曜日は仏教の開祖・ブッダが悟りを開いた曜日と言われており、日本で使われる六曜の『大安』のように、結婚などの行事を行うのにもっとも良い日と言われています。
また、お参りするにも最適な日です。
まとめ
ミャンマーは世界三大仏教遺跡のひとつ、バガン遺跡があります。
今後人気が出ることが予想され、ミャンマーに行く機会があるかもしれません。
訪れた時は八曜日を思い出して、自分の守護動物にお参りしましょう!