黒部ダムは今まで数々のドラマや番組でも取り上げられ僕もずっと行きたかった場所でしたが、今まで行けていませんでした・・・
しかし、2023年のゴールデンウィークにようやく訪れることができました!
こちらもずっと見たかった立山の「雪の大谷」とともに、長野側の最寄り駅である扇沢駅からバスや電車、ケーブルカー等を乗り継いで訪れました。
今回は長野側からの黒部ダム&雪の大谷を訪れる方法と、観光する際の注意点などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
黒部ダム基本情報
黒部ダム(くろべダム)は富山県立山市に造られた日本最大級のダムで、1963年に完成しました。
7年をかけて造られましたが、その間には延べ1,000万人の作業員が関わり、作業中に171名が亡くなったほどの世紀の大事業でした・・・・
黒部ダムの水は黒部川第四発電所に送られることから、通称『黒四ダム』とも呼ばれています。
黒部ダムはただ見るだけでも圧倒されますが、最大の見どころは毎秒10トン以上の水が放水される観光放水。
期間は年により多少異なりますが、毎年6月下旬~10月中旬ごろです。
黒部湖を周遊する遊覧船ガルベも人気ですが、こちらも毎年6月初旬~11月中旬のみ楽しめます。
追 記
残念ながら、遊覧船ガルベの運行は2024年11月で55年の歴史に幕を下ろしました
また、黒部ダムは石原裕次郎が主演した「黒部の太陽」など、多くの映画やテレビ番組でも取り上げられています。
扇沢駅 ~ 黒部ダム ~ 室堂駅の移動&見どころ
黒部ダム&雪の大谷に行くには富山県の立山駅から行く方法と、長野県の扇沢駅から行く方法があります。
僕は長野県側から訪れたので、詳しい行きかた&見どころを紹介します!
扇沢駅
長野側の起点となるのが扇沢駅(おうぎざわえき)。山中にあるとは思えないぐらい立派な駅です。
僕が到着したのはゴールデンウィーク初日の朝7時半でしたが、既にすごい数の人。
駅前の駐車場はすべて埋まっており、歩いて10分ほど離れた駐車場にやっと停められました・・・
ここから黒部ダムへは関電トンネル電気バスで移動。
便数は30分に1本程度ですが、1回でバス4台が連なって移動するので人数が多くても意外と待ち時間は少ないです。
バスはほぼトンネル内を走行。工事中に最も突破に困難を極めた「大破砕帯」なども見ることもできます。
黒部ダム駅 & 黒部ダム
黒部ダム駅から黒部ダムへは徒歩で移動します。
途中、ダムの展望台へ向かうルートとえん堤へ向かうルートに分岐。展望台までは220段もの階段を上る必要があります・・・
駅から続くトンネルを抜けると黒部ダムが眼前に広がります!
黒部ダムの高さは186メートル。えん堤から下を眺めることもできますが、あまりの高さに足がすくみます・・・
なお、黒部湖駅の場所はわかりづらいですが、えん堤を進んだ先にあるトンネル内にあります。
黒部湖駅
黒部湖駅はトンネル内にあります。
ゴールデンウィーク初日の朝8時半ぐらいに着きましたが、すでに多くの人が並んでおり乗るまでに30分近く待ちました・・・
なお、並んでいるときに下記のような番号札を渡されます。
この番号札は黒部湖駅ではなく、次の黒部平駅でロープウェイに乗るときに必要となるので無くさないようにしてください。
ケーブルカーは斜面を移動するため、想像以上に急角度でビックリ。
黒部平駅 & 黒部平
ケーブルカーが到着する黒部平駅には展望台があり、そこから立山連峰を一望できます!
ここから大観峰駅までは立山ロープウェイで移動。
黒部平駅内で自分の番号を呼ばれたらロープウェイ乗り場まで移動してください。
立山ロープウェイは途中に支柱が一本もなく、大パノラマを楽しめます!
大観峰駅
大観峰駅にも展望台があり、ここから黒部湖も少し見られます。
大観峰駅から室堂駅までは立山トンネルトロリーバスで移動。
追 記
トロリーバスの運行は部品の調達が困難になったことから2024年12月で終了。2025年4月からは電気バスで運行します。
便数は1時間に数本程度ですが、こちらも数台のバスが連なって走るので、思ったよりも待ち時間は少ないです。
室堂駅 & 雪の大谷
雪の大谷の最寄り駅であり、関連するイベントが開催されるのが室堂駅です。
駅を出ると雪の大谷の高さや気温が書かれた看板があります。
雪の大谷は降り積もった雪をGPSを頼りに除雪機ですこしずつ削って造られているそうです。
おそらく使用されたと思われる除雪機も置かれていました。
室堂駅から雪の大谷までは歩いて移動。道路は融雪剤により雪が溶かされており、歩きやすいです。
こどもの日が近かったこともあり、雪の壁には鯉のぼりが張り付けられていました。
そして10分ほど歩くと高さが最も高い地点に到着!
僕が訪れた時の雪壁の高さは12メートル。
過去には23メートルの時もあったようですが十分高く感じました。
復路(室堂駅 → 扇沢駅)
往路と同じルートで扇沢駅まで戻りました。
AM11時ごろ室堂駅を出発して、扇沢駅にはPM12時40分ごろ到着。出発まで少し待つこともありましたが、往路よりは人の数が少かったです。
観光についての注意点
定休日・営業時間について
黒部ダムの営業時間は朝7時~夕方17時。12月~翌年4月中旬は休業しています。
雪の大谷のウォーキングゾーンは朝9時半~15時まで入場可能。7月~翌年4月初旬は休業しています。
所要時間について
扇沢駅 ⇔ 室堂駅 を往復し、黒部ダムと雪の大谷を観光するとだいたい5~6時間かかります。
服装について
雪の大谷のある室堂は標高2,400メートル近いため、ゴールデンウィーク前後でも冬の服装で訪れてください。
ただし晴れた日は歩いていると思ったよりも暑くなるので、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。
また、雪の照り返しでかなりまぶしいためサングラスがあると便利です。

トイレについて
各駅にあります。
売店・レストランについて
売店は各駅にありますが、特に品ぞろえが豊富なのが黒部平駅。白エビせんべいなど、富山名物も多く取り扱っています。
レストランは室堂駅の2階にあるレストラン立山は規模が大きく、白エビを使った料理や氷見うどんなども食べられます。
また、黒部平駅では立ち食いそばもあります。
個人で訪れる or ツアーに参加する
黒部ダムは個人でも訪れることはできますが、扇沢駅の場所や黒部ダムまでの乗り継ぎはわかりづらいです。
その場合は現地ツアー利用がオススメです。
また、雪の大谷を見るためのツアーもあります。
もし、近くの都市まで鉄道などの公共交通機関で訪れた場合はレンタカー利用が便利です。
観光に便利なアイテム
サングラス
雪の大谷に行くならサングラスは必須です!
春でも雪が積もっており、雪の照り返しも強いのでサングラスが無いと目が痛くなります・・・
世界遺産への登録
黒部ダム、および雪の大谷はともに世界遺産ではありません

観光のベストシーズン
ベストシーズンは目的により異なります。
雪の大谷が見たいのであれば春、美しい新緑や紅葉を見たいのであれば春~秋がオススメです。
なお、12月~4月初旬は大雪のため観光自体できません・・・
観光に必要な日数
扇沢駅から黒部ダム&雪の大谷を見て再び扇沢駅に戻るだけであれば、繁忙期でも5~6時間あれば大丈夫です。
ただし宿泊するホテルが富山や長野方面にある場合は移動時間がかなりかかるので、丸1日見ておいたほうが良いです。
ゆったりと立山連峰を楽しみたいのであれば立山での宿泊がオススメ。
室堂周辺にホテルもありますが、数が少ないので早めの予約が必須です。
観光を計画
黒部ダム&雪の大谷を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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