日本の日用品や工芸品の中には、思わず「職人芸!」と言いたくなるようなものがあります。
「海外のお土産はおおざっぱ」という印象を持っているかもしれませんが、サンドボトルは職人芸の域です!
今回はサンドボトルの作り方や、購入できる場所を紹介します。
サンドボトルとは
サンドボトル(Sand Bottle:砂のビン)とは、ドバイを含むUAEなど中東の国々で見られる定番みやげ。
さまざまな形のビンの中に色を付けた砂を入れ、その砂を棒で突っついて絵柄を作ります。
サンドボトルはどうやって作る?
サンドボトルを作るのに必要となるのは、空きビンと色のついた数種類の砂、そして棒です。
作り方はカンタン。
まず空きビンに色の付いた砂を入れ、それを棒で突っついてラクダなどの図柄を描いていきます。
作り終わったら、ビンの入口を糊を混ぜた砂で固めて完成。これにより模様はそのまま固定されます。
大きさにもよりますが、ひとつ作るのに10分ぐらいかかります。
サンドボトルを購入できる場所
サンドボトルはさまざまな場所で売られており、空港や市内のみやげ物店、観光地の露店などで購入可能です。
僕もサンドボトルを購入しました
僕もドバイを訪れた時に参加したデザートサファリツアー時に購入しました。
夕食を食べるために立ち寄った場所には、さまざまなアクティビティが用意されており、そのなかにサンドボトルもありました。
安い完成品も売られていましたが、せっかくなので作ってもらうことに。
好きな文字を入れてもらうことも可能だったので、自分の名字である「KOJIMA」と指定。
文字も棒で突っついて作るのかな?と思っていましたが、実際は次の手順で文字を入れていました。
- 棒の先に糊(のり)を付ける
- ビンの中に棒を入れ、内側から文字を書く
- ビンの中に色のついた砂を入れる
- 砂を捨てる(糊のついた部分のみ砂が残る)
棒で突っついて文字を作るのは時間がかかりすぎるので、仕方ないですね・・・
そして完成したのがコチラ。図柄は簡素ですが、自分の名前が入っているのがウレシイです。
購入する場合の注意点
サンドボトルを購入する際の注意点はおもに次の3点。
- できあがりは職人の腕に左右される
- 文字を入れてもらえる場所は限られている
- 割れないように保護する
絵柄を作ったり、文字を入れるのはかなり技術を要します。
新人だと「この絵(文字)は何?」ということになりかねないため、ある程度経験を積んだ人がオススメ。
その人が作っている様子をしばらく見物してから決めましょう。
また、経験のある人でも漢字やひらがなは難しいです。英数字やアラビア語、もしくは比較的簡単なカタカナあたりが無難です。
なお、空港のみやげ物店などでは職人がいないため、好きな文字を入れてもらうことはできません。
持ち帰る時も注意が必要。
購入した後は袋に入れてくれますが、保護されていないことがほとんど。
日本に持ち帰るうちに割れないように、服でくるむなどして衝撃が加わっても良いように対策しましょう。
サンドボトルはお土産に向いている?
サンドアートは自分用みやげにピッタリです。
バラマキ土産としては高く、また置き場所に困るなど、喜ばれないことが多いです。
しかし自分用みやげなら自分の好きな図柄を選ぶことができ、自分の好きな文字を入れてもらうこともできるので一生の思い出になりますよ。
まとめ
サンドボトルは現地の砂が使われていることも多いので、旅の土産にもピッタリ。
デザインはさまざまなので、あなたの好きな絵柄を探しましょう!