僕は麺料理が大好きですが、なかでもフォーはアッサリとした味がとても美味しくてスキです。
特にベトナムでは、まさに国民食といえる存在。
今回はフォーの種類や、現地で食べる場合の注意点などを紹介します!
フォーとは
フォー(pho)とはベトナムの代表的な食べ物で、米粉を原材料とした麺料理です。
水に浸けて柔らかくした米をペースト状にしたものを金属板の上に広げ、少し固まったものを長細く切断して作ります。
平べったい形状であり、名古屋名物きしめんと似た形状をしています。
フォーの歴史は意外と浅く、誕生したのは1900年代初頭と言われています。
フォーが生まれたのはベトナム北部ハノイ。それからベトナム国内に広まり、さらに1975年のベトナム戦争終結をキッカケとして、亡命ベトナム人により世界中に広まりました。
フォー(pho)という名前の語源にはさまざまな説があり、フランス語のfeu(フー)という言葉が関係しているのでは?といわれています。
・feuは『火』という意味を持っています
フォーの種類
フォーはおもに次の2つに分けられます。
フォーボー(Pho Bo)
牛肉のフォーのことです。
牛骨からとったスープを使っており、その上に薄く切った牛肉がのせられています。
フォーガー(Pho Ga)
鶏肉のフォーのことです。
鶏ガラでダシをとり、具材にも鶏肉が使われています。
フォーの作り方
フォー・ボーとフォー・ガーでは具材やスープの違いがありますが、作り方はだいたい次のとおりです。
まずは材料から。
- スープ(鶏ガラ or 牛骨からとる)
- フォーの麺(米麺:「バインフォー(Banh pho)」と言います)
- 肉(鶏肉 or 薄くスライスした牛肉)
- 野菜(ネギ、バジル、ニラ、モヤシ、タケノコなど)
- ライムや唐辛子、チリソースなど
つくり方は次のとおり。
- 乾麺の場合、事前に1~1.5時間つける
- 麺をゆでる(数分。水につけない場合は長めに)
- スープにゆでた麺を入れる
- 肉、野菜を入れる(ネギやモヤシ、ニラなどは生でもOK)
- 好みに応じてライムのしぼり汁や唐辛子などを加える
具材や仕上げのライムなどは好みでOKです!
ベトナムでフォーを食べる
僕はベトナムを旅行した際、何度かフォーを食べました。
フォーはベトナム料理店ではなく、ラーメンやうどんのように専門店で食べることが一般的のようです。
なお、チェーン店ではフォー・ボーとフォー・ガーの両方とも取り扱っていることが多いですが、小さな個人店ではどちらかの場合が多いです。
具材全て器に入れられた状態で提供される場合あれば、野菜は別皿で提供される場合も。
別皿で提供された場合は、好みに応じてスープに浸して食べます。
注文して提供されたものをそのまま食べても良いですが、テーブルの上には唐辛子やライムが置かれているので、自由に入れて味の変化を楽しむことができます。
また、テーブルには油条(揚げ麩)が置かれていることがあるので、それをスープに浸して食べてもおいしいです。
ただし、タダではなく有料なので注意してください。
現地で食べる場合の注意点
現地で食べる場合、何点か注意点があります。
まず、フォー・ボー(牛肉のフォー)は肉の火の通り具合に数種類あり、フォータイ(Phở tái)の場合は生肉の状態で提供されます。
その肉をしゃぶしゃぶのようにスープに浸して食べますが、衛生状態は日本より悪いため、できれば避けた方が良いです。
フォーチン(Phở chín)であれば火が通った状態で提供されるので、こちらの方がオススメです。
また、ハシやスプーンなども衛生状態を考えると、食事前に除菌シートで拭いた方が良いです。
日本でフォーを食べる
近年日本でも即席めんのフォーが販売されており、多くのコンビニエンスストアやスーパーマーケットで入手することが可能です。
また、ベトナム料理店でも食べられることが多いです。
自宅で作る場合は乾麺を購入すればカンタンにできますが、取り扱っていない店も多め。
輸入食材を扱っているカルディなどで売られていることがあります。
ネットショップでも購入できます
自宅で作る場合、フォー麺やフォー用のスープはなかなか見つかりませんが、楽天市場やAmazonのようなネットショップならカンタンに見つかります。
本場ベトナムのものも入手しやすいので、自宅で本場の味を楽しめます!
まとめ
フォーは美味しくて、あっさりとした味わいが特徴。
冬はもちろん暑い夏にもピッタリなので、ぜひ食べてみましょう!