日本人も大好きなお茶。
緑茶や玄米茶など日本でもおなじみの品種もありますが、中国には日本では知られていない品種も多くあります。
今回は中国のお茶と、お土産に向く理由を紹介します!
中国茶は種類豊富
ひとことで『中国茶』と呼ばれることもありますが、細かく分けると数千種類あるとされています。
中国人でもすべて覚えるのは難しいですが、ざっくり分けると6つの茶類。
今回は発酵度の浅い順に、それぞれの特徴を紹介します!
緑茶
摘み取り後すぐに釜で炒られるため、発酵が行われていないことが特徴。
味は製法によって異なりますが、全体的にあっさりとしており日常的に良く飲まれます。
代表的な品種としては龍井茶(ろんじんちゃ)があります。
僕も飲んだことがありますが、日本の緑茶と比べると色は薄めで後味に少し甘みが残る感じ。
しかしイヤな感じはなく、普段飲むのにピッタリです。
白茶
摘み取ったのち、少しだけ発酵させたお茶です。
ほんのりと甘さを感じる味わいが特徴で、清代には高級茶とされ、福建省で多く栽培されています。
代表的な品種としては白牡丹(パイムータン)や白毫(バイハオ)、白毛猴など『白』がついた名前が多いです。
これも白茶が高級品であることの名残かも?
黄茶
茶葉を摘み取ったのち、ゆっくりと加熱処理してから悶黄と呼ばれる牛皮紙に包み熟成させたお茶で、六つの茶類の中では一番高価であるとされています。
僕は飲んだことがありませんが、味はあっさりとしており緑茶と似た感じのようです。
なお、代表的な品種としては蒙頂黄芽や君山銀針があります。
青茶
茶葉を摘み取ったのち、ある程度発酵が進んでから加熱処理を行ったお茶です。
6つの茶類のうち、最も品種にバラエティーがあるのが特徴。
お茶の種類によって発酵度合いに差があり、多様な味や香りを楽しむことができます。
日本でも良く知られる烏龍茶(うーろんちゃ)も青茶の一種。
代表的な品種としては凍頂烏龍茶や鉄観音があります。
紅茶
紅茶は日本でもポピュラー。
茶葉を乾燥させたのち、揉みこむことにより完全に発酵させたお茶です。
イギリスの紅茶文化が中国に受け入れられ、中国国内で独自に発展しました。
中国の代表的な紅茶の品種である祁門(キーモン)は世界三大紅茶のひとつと言われるほど有名。その他にも正山小種(ラプサンスーチョン)などの品種が有名です。
黒茶
緑茶と同じ製法で作られますが、最後にさらに水分を加えて再び茶葉を発酵させて作るお茶です。
6つの茶類のうち、唯一微生物による発酵が行われるのが特徴。このため独特の風味があり、好き嫌いがハッキリと分かれるお茶でもあります。
長期保存ができることが特徴となっており、ワインのように長期間発酵させ続ける場合もあります。
もっとも有名な品種といえば普洱茶(ぷーあるちゃ)です。
カラダに良さそうな味がしますが、僕はニガテです・・・
見た目が美しい花茶
6つの茶類のほかにも、お茶に香りをつけたり成型したりする再加工茶という分類があります。
花茶(はなちゃ)も再加工茶のうちの一つ。
花茶とは、花弁の香りを緑茶に移したものであり、代表的なものではジャスミン茶があります。
また、バラや菊などの花を乾燥させて作られた花茶もあります。
こちらは器に入れて湯を注ぐと、まるで花が咲いたように広がる見た目にも美しいです!
中国茶はお土産にぴったり
中国茶はお土産にピッタリ。ただし、バラマキ土産よりは親や兄弟、友人などへのお土産としての購入がオススメです。
中国茶がお土産に向いている理由は次の4点です!
- 嫌いな人が少ない
- 軽い
- かさばらない
- 日持ちがする
また、自分用に買うのもオススメです。
もし買い忘れた場合や、事前に試してみたい場合は通販での購入も可能です。
》》中国茶を購入する
茶器の購入もオススメ
お茶の種類ごとに推奨される茶器も異なります。6つの茶類それぞれに合う茶器は次のとおり。
- 緑茶:耐熱ガラス製の茶わん、蓋つき茶わん
- 白茶:耐熱ガラス製の茶わん、蓋つき茶わん
- 黄茶:耐熱ガラス製の茶わん、蓋つき茶わん
- 青茶:急須、蓋つき茶わん
- 紅茶:ポット、蓋つき茶わん
- 黒茶:急須
せっかく本場のお茶を購入するなら、それにあった茶器を使いましょう!
まとめ
中国茶はシンプルながらも奥が深いです。
お店では試飲ができることも多いので、いろいろな品種を飲み比べてみましょう!