欧州旅行が大きく変わる!2022年からは「エティアス(ETIAS)」が必要に。詳細と申請方法を紹介します

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ヨーロッパは人気のある海外旅行先。ビザが免除される国も多く、シェンゲン協定加盟国間であれば国内旅行感覚で周遊も可能です。

しかし、2022年からヨーロッパ旅行が大きく変わります!

2022年以降にエティアス(ETIAS)が導入され、旅行前の取得が必須となります。

今回はエティアスの詳細、および取得方法を紹介します。

注:ETIASは導入が延期され、現時点では2025年半ばからの運用開始が見込まれています。正式に決定しだい本記事をリライトします

 

エティアス(ETIAS)とは

エティアス(ETIAS:European Travel Information and Authorisation System)は、ヨーロッパ諸国のうちシェンゲン協定加盟国に入国する旅行者について、事前に入国審査の申請を行い、認証を得るしくみです。

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日本語では「欧州渡航情報認証制度」と呼ばれており、同じしくみとしてはアメリカのエスタ(ESTA)やオーストラリアのイータス(ETAS)、カナダのイータ(eTA)などがあります。

エティアス(ETIAS)導入国への入国を希望した場合、入国前に名前国籍病歴犯罪歴などについて、ETIASセキュリティデータベースシステムの情報をもとに入国にふさわしいかチェックされます。

エティアスの運用が開始されるとヨーロッパの国々のうち、シェンゲン協定加盟国へ入国する場合はエティアスの事前取得が必要となります。

 

エティアスが必要となる人の条件は下記のとおり。

  • 90日以内の観光、または90日以内のビジネス
  • シェンゲン協定加盟国への入国、または乗り換え
  • ビザを免除されている国からの旅行者(日本人も該当)

日本人がヨーロッパに入国する場合、ほとんどのケースが該当すると思われます。

 

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今までのヨーロッパ旅行

今までのヨーロッパ旅行、とくに周遊旅行では「まるで国内旅行みたいで楽!」と思われたのではないでしょうか?

シェンゲン協定加盟国間の移動であれば国境や空港でのパスポートチェックが無いので、まるで東京から千葉への移動のように、国内旅行感覚での移動が可能でした。

しかし、これからのヨーロッパ旅行にはエティアスが必要です。

フランクフルトにあるユーロサイン

 

エティアス(ETIAS)が導入された理由

エティアスが導入された理由はヨーロッパ域内での犯罪を減らすため。

シェンゲン協定により域内の移動は格段にカンタンになりましたが、ヨーロッパ域外から来た人による犯罪も増加することに・・・

また、パリ同時多発テロ(2015年11月発生)ブリュッセル連続爆破テロ(2016年3月発生)といったテロ事件も相次ぎました。

このため、犯罪やテロの脅威からヨーロッパ域内を護るための仕組みが検討され、誕生したのがエティアス(ETIAS)です。

 

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エティアス(ETIAS)が導入される国

エティアスが導入されるのはシェンゲン協定に加盟している国。2021年2月時点では下記の国々です。

 ・アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ
 ・ギリシャ
 ・スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア
 ・チェコ、デンマーク、ドイツ
 ・ノルウェー
 ・ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル
 ・マルタ
 ・ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク

イギリスはシェンゲン協定に加盟していないので含まれていません
 

 

エティアス(ETIAS)はいつから必要?

エティアスは当初2020年より運用が開始される予定でした。

しかし何度か延期され、2021年2月時点では2022年中に運用が開始される見込みです。

 

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エティアス(ETIAS)の申請方法

エティアスの申請はオンライン(インターネットを用いた申請)で行われます。

申請に必要なものは次の4点です。

  1. 有効期限内のパスポート
  2. インターネット接続可能な環境(パソコン・スマートフォン・タブレットなど)
  3. メールアドレス
  4. 有効期限内のクレジットカード

 

申請の手順は次のとおりです。

申請サイトには申請フォームがあるので申請。このとき申請費用も支払います。

申請費用は18歳以下は無料18歳以上は7ユーロの予定です

 

申請内容を元に審査され、結果はメールで登録したアドレスに知らされます。

結果は「許可」・「拒否」「保留」のいずれか。

「拒否」の場合は理由が記載されており、不服申し立てが可能です。

申請内容に不備がなければ即日メールで結果が知らされる予定です

 

なお、エティアスの許可証はパスポート内のチップにリンクされているので、メールをプリントアウトして持ち歩く必要はありません。

有効期間は3年間最長90日間の滞在が可能。また、期間内であれば何度でも入出国可能です。

そのほか詳しい情報はエティアス申請サイトでご確認ください。

 

最終的な入国判断は現地にて

エティアスを保持していれば、必ずシェンゲン協定加盟国に入国できる訳ではありません。

最終判断を行うのは到着国の入国審査官。

エティアスを持っていたとしても、入国審査時に明らかに挙動不審で、あやしく感じられる場合は入国が拒否される場合もあります。

 

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エティアス(ETIAS)を取り消されるケース

エティアスは一回取得したら有効期間内ずっと有効ではなく、取り消される場合もあります。

取り消される主なケースは次のとおり。

  • エティアスが不正に取得された
  • 発給条件が満たされなくなった(犯罪歴など)
  • パスポートの紛失や盗難にあった

 

またエティアスの有効期限である3年間の間にパスポートの有効期限が切れた場合は、その時点でエティアスも失効となるので注意が必要です。

 

ヨーロッパ旅行にオススメの国

僕もヨーロッパ方面へ旅行することが多いですが、今回はオススメの国を紹介します。

見どころ重視ならイタリアスペイン

イタリアは2020年時点で世界遺産数が世界一であり、スペインは奇抜なデザインで知られるガウディ建築の宝庫です!

スペイン・バルセロナのカサ・ミラ

大自然が好きならスイス

マッターホルンユングフラウヨッホなど、日本では見られない大自然がいっぱい!

空気もキレイなので、満天の星空も楽しめます。

スイスのマッターホルン

そして僕が最もオススメするヨーロッパの国はトルコ

奇岩で有名なカッパドキアや、イスタンブールのモスク群など自然・建築両面で見どころが多いです。

また食べ物が美味しく、物価もそれほど高くないのがウレシイです。

 

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まとめ

エティアス導入は面倒だと感じるかもしれませんが、旅の安全性は間違いなくアップします。

導入されたら、ぜひ取得してヨーロッパ旅行を楽しみましょう!

 

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