皆さんは旅行が大好きですか?
旅行するだけではなく、何か知識の証明となるものがないかな~と、考えている方には世界遺産検定の受験をオススメします!
僕も1級、そして最上位のマイスターも取得しました。
今回は世界遺産検定の概要とメリット、勉強方法などについてお伝えします。
世界遺産検定の概要
世界遺産検定とは、名前のとおり世界遺産に関する知識・理解度を認定する検定です。
問われるのは世界遺産の名前だけではなく、世界遺産が誕生した経緯や世界遺産に関する出来事も対象。
世界遺産検定は4級/3級/2級/準1級/1級/マイスターの段階あります。それぞれの試験の詳細は公式ページをご覧ください。
僕は2級を勉強中ですが、1カ月の勉強で合格点に達しました(過去問4回分)。
追記 2018/8/15
無事2級に合格しました
それから判断すると、4級&3級は公式テキストをひと通り読めばOK。
1級は2級と比べると試験範囲の世界遺産が3倍以上に増えていますが、同じマークシート形式で問題レベルもそれほど変わらないので、3~6カ月程度勉強すれば大丈夫そう。
追記 2018/10/23
3カ月間勉強したのち過去問を解いてみましたが、合格は厳しそう・・・
しばらく学習を継続し、あらためて受験するタイミングを考えようと思います。
追記 2021/1/20
時間がかかりましたが、1級に合格しました。
問題はマイスター。
試験時間が120分に対し、3問だけというのが難しさを表しています。
合格率が50%ありますが、これは1級に認定される知識があって、かつマイスターを受けるだけの熱意・お金・努力を持ち合わせている人であっても半分はダメと考えた方が良いです。
上を見たらキリがないので、まずは誰でも受験できる4~2級を目指すのがオススメ。
もし合格したら、その時の気分しだいで1級やマイスターを狙いましょう!
追記 2023/8/2
2023年7月に世界遺産検定マイスター試験に合格しました
世界遺産検定を受験するメリット
世界遺産検定を受験することにより、次のメリットがあります。
世界遺産に詳しくなる
一番のメリットはこれ。
真剣に勉強するので、世界遺産にかなり詳しくなります。
とくに日本の遺産は力を入れて勉強することになるので、ガイドブックに書かれている以上の知識も身につきます。
旅行先を決めるキッカケになる
海外旅行で世界遺産を訪れる人も多いのでは?
ただし、世界遺産は1,000件以上認定されているので、全部訪れるのは難しい・・・
世界遺産検定の勉強をしていると「ここ面白そう!」という場所が必ず見つかるので、旅行先を決めるキッカケにもなります。
日本史・世界史に詳しくなる
世界遺産検定は遺産名を知っていれば良いのではなく、その遺産に関連する出来事・人名を覚える必要があります。
遺産によっては、さまざまな遺産を体系づけて覚える必要があるので、日本史・世界史の勉強に最適。
楽しんで覚えられるので、学生の皆さんにもピッタリです!
旅行業界への就職に有利
JTBやHISなどの旅行会社は就職先としても人気がありますが、他の受験者と差別化を図るなら世界遺産検定を持っていると有利です!
ただし最低でも2級、できれば1級に認定されている必要があります。
もしマイスターを持っているなら、かなり有利ですよ!
話のネタになる
旅行が好きな人どうしで集まった場合、「どの国行ったの?」とか「どの世界遺産が良かった?」という会話が多いです。
そこで世界遺産の話と絡めて世界遺産検定を話題にすれば、かなり興味を持って聞いてもらえます。
世界遺産検定の勉強方法
公式テキストと過去問題集を用いた学習が基本。
1~4級で出題される問題は、公式テキストに8~9割書かれています。
とくに世界遺産の基礎知識と日本の遺産は、ページが少ない割に出題の5割を占めるので完璧に覚えればそれだけで5割近く取れます。
そのほか、次の問題がよく出題されます。
・試験年に世界遺産会議が開催される都市
・特徴をもとに建築様式と、その建築様式で建てられた建造物
・英文の説明に該当する世界遺産
・日本の世界遺産の登録基準
とくに登録基準は全部覚えると、その他の問題でも絞り込むのに役立ちます。
公式テキスト
級に応じて次のテキストがあります。
・きほんを学ぶ世界遺産100 世界遺産検定3級公式テキスト
・くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト
・ふみこんで学ぶ世界遺産700 世界遺産検定準1級公式テキスト
・すべてがわかる世界遺産大事典<上> 世界遺産検定1級公式テキスト
・すべてがわかる世界遺産大事典<中> 世界遺産検定1級公式テキスト
・すべてがわかる世界遺産大事典<下> 世界遺産検定1級公式テキスト
準1級~4級は1冊ずつ、1級は3冊あります。
マイスター向けの公式テキストは無いので、1級のテキストを元にしてその他の方法で知識を肉付けする必要があります。
カラー写真が多く、内容も分かりやすくまとまっているので勉強に最適。世界遺産検定を受験するなら必須です!
公式過去問題集
年ごとに開催された試験の問題が1冊にまとまっており、次の2種類が発売されています。
・世界遺産検定公式過去問題集3・4級<20xx年度版>
問題集には問題と解答、配点と正答率が書かれています。
『20xx』と書いていますが、これは毎年発売されるため。『2017年度版』なら、2017年に開催された試験の問題がすべて載っています。
ほかの年の問題を解きたい場合は、別の本を購入する必要があります。
問題の傾向をつかむことができ、かつ現時点の実力を知ることができるので一度は目を通しておきましょう。
なお、前年度の問題を中古で購入しようとしたら定価以上に値上がりしていることが多いです。
みんな考えることは同じですよね・・・
もし次年度分の公式問題集の発売が決定しているなら、なるべく早く購入した方が良いです。
世界遺産に関する書籍
公式テキストではないけれど、世界遺産について書かれた書籍がたくさん発売されています。
僕も世界遺産に関する本をいくつか読んでいますが、そのなかでも息抜きにピッタリなのは次の2冊。
1冊目は『旅の賢人たちがつくった世界遺産最強ナビ』。
こちらは旅人による世界遺産に関する読み物が中心です。しかし堅苦しさはなく、楽しんで読めます。
そしてもう1冊が『世界遺産100断面図鑑』
こちらは世界遺産の建物をバッサリ縦に切って、内部構造などについて詳しく説明しています。
世界の遺産だけではなく、日本の世界遺産についても紹介されています。
その他にも世界遺産に関する本はたくさん。あなた好みの本を探してみましょう!
テレビ番組など
オススメはTBS系列で放送されている『世界遺産』。
毎週異なる世界遺産を1件づつ取り上げています。
遺産についてかなり詳細に紹介しているので、1級やマイスターを受験する方に特にオススメ。映像も美しいので記憶に残りやすいですよ!
そのほか、公式テキストでも文字しかなかったり、イメージがつかめない用語についてはネット検索して確認しておきましょう。
オンライン講座を受講
世界遺産検定合格を目的としたオンライン講座もあります。
特にプライムアカデミー社の講座は「独学でどうやって勉強すればいいかわからない・・・」という方にオススメ。
講師陣により丁寧にまとめられた資料をもとに動画視聴での勉強が可能で、必要であれば資料のダウンロードも可能です。
不明点は講師に質問することが可能で、回答のみならず背景や理由などについても教えてくれるので、今後より高い級を目指したい方にもおすすめです。
世界遺産検定に役立つまとめ
世界遺産検定1級を勉強しながら、各項目についてまとめた一覧をつくりました。
また世界遺産検定マイスターの解きかた、および2023年7月の試験時の解答例も下記にまとめています。
まとめ
世界遺産検定は趣味と実益を兼ねた資格としてピッタリです。
楽しみながら世界遺産の知識を身につけましょう!