エアーズロックはオーストラリア最大の観光地。
「エアーズロックに登るためにオーストラリアに行く!」という人もいるのでは?
しかし数年後には登れなくなります・・・
今回はいつから登れなくなるのか?なぜ登れなくなるのか?について紹介します。
エアーズロックとは
エアーズロック(Ayers Rock)はオーストラリアの中央部にある、約2億3000万年前にできた高さ約350m、周囲約10kmの世界最大の一枚岩とも言われています(※)。
間違えやすいですが、『エアーズ』は「Air(空気)」ではなく「Ayers」。Ayersはエアーズロック発見当時のオーストラリア総督の名前です。
エアーズロックは、もともとオーストラリア先住民アボリジニ(アボリジナル)の聖地でしたが、オーストラリア大陸に入植したイギリス人により略奪されることに。
その後、白人によるアボリジニに対しての迫害が起こり、エアーズロックも長いあいだ返還されることもありませんでしたが、1985年にようやく返還されました。
エアーズロック返還後は、アボリジニの伝統を尊重する形で、もともと使われていたウルル(Uluru)とも呼ばれるようになりました。
いつから登れなくなる?
エアーズロックへの登頂は、2019年10月26日から禁止されます。
登頂禁止の理由
エアーズロック(ウルル)への登頂が禁止となった理由は2つあります。
1つ目は、聖地をけがす行為にアボリジニが難色を示したため。
観光客が多くなると、どうしてもゴミの不法投棄や落書きが増えます。また、毎年のように登山中に観光客が落ちて亡くなっていました。
日本で例えると、海外からの観光客が伊勢神宮にゴミを捨てる&落書きしたり、敷地内の鳥居から落ちて亡くなっている、という感じでしょうか。
確かにイヤですね・・・
もう1つは、登る人が年々減ってきたため。
昔と比べると、現在は登頂者が3分の1程度に減ってきたようです。
これらの要因により、先住民などで構成する運営委員会により、全会一致で登頂禁止が決定しました。
まとめ
エアーズロックは登らなくても、下から見るだけで十分スゴさが伝わります。
どうしても登りたい・・・という方は、今のうちに訪れましょう!
世界有数のパワースポットで、がっつりパワーをもらってくださいね。