昨年は開催されなかった世界遺産委員会ですが、今年は予定通り開催される見込みです。
日本からも世界遺産として推薦されている遺産があり、これが登録されるかどうかについても注目が集まっています。
今回は世界遺産委員会、および日本から推薦された遺産などについてお伝えします。
世界遺産委員会とは
世界遺産委員会とは世界遺産への登録可否の決定、および登録遺産の保護支援などを目的とした組織です。
開催される都市は毎年変わり、だいたい2週間の日程で開催。
日本が開催地となったのは、第22回世界遺産委員会の京都での開催のみです
委員会は世界遺産条約を締約した国の中から選ばれた21カ国により選ばれ、年に1回会議を行って世界遺産に関するあらゆることを決定します。
世界遺産への登録および抹消の決定、世界遺産基金の運用方法の決定、既存の世界遺産の保全状況の報告などが行われます
今年は2年ぶりの世界遺産委員会
世界遺産委員会は通常年1回開催されますが、2020年は新型コロナの感染拡大の影響で中止されました。
今年も新型コロナの影響が残ったままではありますが、完全オンラインで開催されることに。
会期は2021年7月16~31日となりました。
今回の会議では昨年の議題も含めて話し合うため、会期が少し長くなりました。
日本から推薦されている遺産
日本から世界遺産リストへの登録候補として推薦されているのは次の2遺産。
1.「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
2.「北海道・北東北の縄文遺跡群」
2.「北海道・北東北の縄文遺跡群」
通常は1年に1つしか推薦できませんが、2020年の世界遺産委員会が中止となったため、特例で2つ推薦OKでした。
すでに専門機関による事前調査は終了しており、世界遺産への『登録』が勧告されています。
登録勧告された場合、基本的に世界遺産への登録が認められているので、今回も間違いなく世界遺産として認められる見込みです!
まとめ
今回2件の世界遺産が登録されれば、日本の世界遺産の合計は25遺産。
まだ海外旅行には行きづらい状況ではありますが、こんな時は日本国内の世界遺産を巡るのがオススメ。
世界的に認められた場所だけあって、自然の美しさや歴史的な意義を感じられること間違いなしです!