現在日本の世界遺産は23件ですが、今年新たに奄美大島が世界遺産として登録されそうです!
今回は世界遺産に登録される流れと、奄美大島のどの部分が世界遺産として登録されるかについてお伝えします!
世界遺産とは
世界遺産はひとことでいえば「後世に残すべき建築物や自然」のことです。
毎年世界遺産委員会で登録に値しているか審議され、2020年時点では1121件(日本は23件)の世界遺産が存在しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
5分で覚える世界遺産。生まれたキッカケは?世界遺産に認定される基準は?
近ごろ、テレビや本で『世界遺産』という言葉をよく耳にするようになりましたが、あなたはくわしく知っていますか?
僕も昔は「あ~世界遺産ね。なんかスゴイよね」ぐらいの知識でした。
今回は世界遺産について、知ったかぶりできるぐらいの知識を約5分で紹介します!
世界遺産登録の流れ
世界遺産に登録されるには、いくつかの段階があります。ざっくりと説明すると次のとおりです。
- 世界遺産条約を締結する
- 世界遺産候補地をその国の暫定リストに登録する
- 毎年暫定リストから候補地を選び、専門機関に調査を依頼する
- 専門機関が世界遺産登録にふさわしいか調査する
- 専門機関が勧告を行う(登録/不登録など)
- 勧告をもとに世界遺産委員会で世界遺産登録が審議、登録または不登録などが決定される
暫定リストから候補地を選んでから世界遺産登録には数年かかるなど、長い道のりがあります・・・
2021年に日本から推薦された候補地
2021年の世界遺産委員会で審議される候補地として、日本からは次の2件が推薦されました。
- 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)
- 「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)
奄美大島が世界遺産に登録されるまで
奄美大島はもともと2018年の世界遺産登録を目指して推薦されていました。
しかし、IUCN(国際自然保護連合)による事前調査により、
- 米軍北部訓練場跡地が編入されていない
- 推薦区域が飛び地のように点在している
などが課題とされ、登録延期を勧告されていました。
これを受けて区域などを見直して再申請し、今回は登録申請されることとなりました。
現時点では正式登録された訳ではなく、2021年7月16日から開催される世界遺産委員会で正式に決定します。
しかし、専門機関(IUCN)による調査に基づいた勧告が『登録』の場合、今までは世界遺産委員会でも『登録』となっているので、99.9パーセント登録されると考えてOKです。
世界遺産として登録される場所は?
今回「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」として、下記の地域が世界遺産に登録される見込みです。
- 奄美大島(鹿児島県)
- 徳之島(鹿児島県)
- 沖縄本島(沖縄県)*北部のみ(やんばる国立公園のある場所)
- 西表島(沖縄県)
まとめ
僕は奄美大島を訪れたことがありませんが、沖縄も含めていずれ訪れたいと思っている場所でもあります。
今は2021年7月の正式決定を待ちましょう!