20世紀ごろの空港名といえば「都市名+空港」が一般的でした。
しかし、最近は変な名前も多いですよね・・・
今回は日本と海外の空港名・愛称の違いを考えてみました。
日本の空港名
日本の空港名と言えば「成田国際空港」「羽田空港(東京国際空港)」「中部国際空港」「関西国際空港」など、『地名+(国際)空港』といったネーミングが一般的
しかし近年は変わった名前・愛称の空港が多いです。例えば次のような感じ。
■キャラクター・人名・生き物系
・米子鬼太郎空港 (鳥取県)
・鳥取砂丘コナン空港 (鳥取県)
・高知龍馬空港 (高知県)
■動物系
・たんちょう釧路空港 (北海道)
・コウノトリ但馬空港 (兵庫県)
・対馬やまねこ空港 (長崎県)
■植物系
・五島つばき空港 (長崎県)
・宮崎ブーゲンビリア空港 (宮崎県)
■英語系
・トウキョウ・メトロポリタン・イバラキ・エアポート (茨城県)
・セントレア (愛知県)
・マリンエア (兵庫県)
・コスモポート種子島 (鹿児島県)
■縁起がよさそう系
・出雲縁結び空港 (島根県)
・徳之島子宝空港 (鹿児島県)
■その他
・おいしい山形空港 (山形県)
・富山きときと空港 (富山県)
・徳島阿波おどり空港 (徳島県)
・南ぬ島 石垣空港 (沖縄県)
・・・控えめに言って、訳がわかりません。
上記のうち、英語系はまだ理解できます。
特にセントレアは「セントラル(中部)+エア(空港、飛行機)」という意味なので、愛称として素晴らしいです。
問題は「コナン」やら「阿波踊り」やら「縁結び」やら・・・(以下略)、安直に名付けた感満載な名前。
もともとの名前(地名+空港)が地味ということもありますが、もうちょっと何かないの?と思わずにはいられません。
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海外の空港名
たいして海外の空港名は人名が付くことが多いです。
世界中に人名が付く空港は100以上ありますが、有名なものを例として挙げると・・・
- アタテュルク国際空港 (トルコ)
- スカルノ・ハッタ国際空港 (インドネシア)
- ジョン・F・ケネディ国際空港 (アメリカ)
- シャルル・ド・ゴール国際空港 (フランス)
- ニノイ・アキノ国際空港 (フィリピン)
- ホルヘ・チャベス国際空港 (ペルー)
日本のように愛称ではなく、正式名称として人名が付いている場合が多めです。
日本と異なるのは、国の偉人に対して敬意を表す意味で空港名に名前を冠した点です。
ホノルル空港の名前も変わった!
日本人にも人気の観光地であるハワイのホノルル。
ホノルルにも空港がありますが、2017年に名前が変わりました。
もともとの名前は「ホノルル国際空港」でしたが、2017年4月27日より『ダニエル・K・イノウエ国際空港(Daniel K. Inouye International Airport)』に変更されました。
”ダニエル・K・イノウエ”は日系アメリカ人。連邦上院議員として、日米に多大な貢献を残しました。
日本人にはあまり知られていませんが、功績を認められて空港名になるのはうれしいですよね。
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言いたいことまとめ
マスコットやB級グルメと同じく、”周りがやってるから”という理由だけで変な愛称をつけるのはやめてほしいです。
イノウエ空港と同じように、功績を認めたうえで、それをたたえるために名前を付けるといった流れになってもらいたいです。