フランスの象徴ともいえるノートルダム大聖堂が、火災により崩落するというショッキングなニュースが届けられました。
今回は火事の詳細と、原因などをお伝えしたいと思います。
ノートルダム大聖堂とは?
ノートルダム大聖堂はフランスのパリにある、高さ33メートルの大きさを誇る大聖堂で、1345年に完成しました。
フランスでは歴史的な行事が行われることも多く、ナポレオン・ボナパルトの戴冠式やパリ同時テロのミサもここで行われました。
火事の状況
火事が発生したのは2019年4月15日(現地時間)。
19時ごろに尖塔付近から出火し、屋根付近に燃え広がりました。
下記の画像の中央部分の最も高い部分が尖塔です。
火事は出火して9時間後の16日未明に、ほぼ消し止められましたが尖塔および屋根が崩落・・・
しかし2棟の塔など、主要な構造は無事でした。
また内部の損傷は少なく、祭壇やピエタ像などの収蔵品は無事とのことです。
火事の原因
火災が発生した詳しい原因はまだ不明です。
有力な説としては、2018年春より行われている修復工事の足場付近で電気系統がショートして火花があがり、引火して燃え広がったとされています。
なお、「ノートルダム大聖堂って石造りじゃなかったの?」と思われるかもしれませんが、屋根の構造材などに木材が使われており、それに引火して燃え広がったと考えられます。
また放火も疑われましたが、放火の証拠を示す痕跡は見つかりませんでした。
今後どうなる?
当面は内部に入ることは出来ず、外から眺めるだけになります。
しかし大聖堂の再建に向けて、すでに多くの寄付が集まっているようです。
マクロン大統領も「大聖堂を再建する」と宣言しており、国の威信をかけて復旧を行っていくと思われます。
有識者の考えれば復旧に10年から数10年かかると言われていますが、マクロン大統領は「5年で再建する!」と宣言しています。
世界中から支援の声が上がっており、世界中の人々が力を合わせることにより宣言通り5年での復旧が完了するかもしれません。
まとめ
僕もパリを訪れた時にノートルダム大聖堂に立ち寄りましたが、その美しさと存在感に圧倒されました。
パリの象徴ともいえる建物が当面見られないのは寂しいですが、現地の人々はさらに悲しいはず。
今は復旧される日を静かに待ちましょう。