日本に数ある世界遺産の中でも、僕が特に好きなのが白川郷。
茅葺屋根の住宅群は日本の古き良き雰囲気があり、のんびり眺めているだけでも楽しいです。
また、年間数回行われるライトアップは必見です!
今回は白川郷の見どころやアクセス方法、ライトアップなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
白川郷は岐阜県北部、白川村荻町にある合掌造りの集落です。
合掌造りは寺などで合掌するときの手の形のように、二等辺三角形型の茅葺屋根が特徴となっています。
合掌造りの家が建てられ始めた時期は諸説ありますが、17世紀後半に原型が完成し、18~19世紀ごろに現在のような大規模な家屋に発展したと考えられています。
合掌造り最大の特徴は干した藁(わら)を用いて、40~60度とも言われる急角度で作られた屋根。
冬になると降雪量がスゴいので、雪おろしの負担軽減や水はけを良くする目的でこのような急こう配の屋根となりました。
合掌造りは富山県の五箇山にもありますが、白川郷と五箇山では下記の違いがあります。
・白川郷には煙抜きがない(五箇山は煙抜きあり)
見どころ
白川郷には合掌造りの家屋のほか、多くの見どころがあります。
和田家
国指定重要文化財であり、白川郷の中でも必見のスポットです。
江戸時代中期に建てられた合掌造り住宅で、現在でも住居として使いつつ1&2階部分が公開されています。
内部はとにかく広く、一階の面積だけでも何と110坪もあります!
1階は囲炉裏などもあり、一年じゅう火がつけられているので冬は特にありがたいです。
2階は養蚕が行われていたこともあり、広々としています。
また、合掌造りの構造もよくわかるので、より深く知りたい方は必見です!
神田家
完成までに約10年かけられた合掌造りの家屋です。
合掌造りの家屋では床下で焔硝(火薬のこと)が作られていましたが、実際に作っていた場所も見ることが可能。
自家製の野草茶も無料でふるまわれます。
長瀬家
合掌造りで建てられた5階建ての建物で、美術品や生活用具が展示されています。
特に1階にある仏壇は500年以上前に作られたものと言われており、最大の見どころでもあります。
また、平成13年に行われた茅葺屋根の葺き替え作業の様子をビデオで見ることができます。
明善寺
白川郷の外れにある真宗大谷派の寺院です。
寺院ながら本堂や鐘楼も合掌造りで作られており、とても貴重。
本堂では浜田泰介作の障壁画を見ることもできます。
荻町城跡 展望台
白川郷周辺ん位ある展望台のうち、もっとも近い展望台で白川郷中心部から15分ほど歩いた場所にあります。
遠すぎず、かつ近すぎない場所にあるので、ここからは白川郷全体を一望することが可能。
冬季はライトアップ行われますが、特にここから見る雪景色は最高です!
ライトアップは必見!
昼の白川郷も美しいですが、僕のオススメは夜間のライトアップ。
開催されるのは一年のうちでも冬季の数日のみですが、雪景色のなかに浮かぶ合掌造りの家々は本当にキレイです!
ただし、事前予約必須なので注意が必要です。
僕が訪れたときはまだ予約制ではなかったですが、すごい人数が集まっていたので危険回避のために人数を絞ることになったのかもしれません・・・
予約方法については公式サイトをご覧ください。
行き方
白川郷周辺には鉄道の駅が無いため、クルマで訪れるのが一般的です。
マイカーで行く
最寄りの高速道路のICは次のとおり(カッコ内は白川郷までの所要時間)。
東海北陸自動車道:荘川IC (45分)
直接白川郷に行くことはできず、まずは周辺の駐車場(せせらぎ公園駐車場など)に停めてシャトルバスで行く必要があります。
冬に行く時は高確率で道に雪が積もっているので、スタッドレスタイヤやチェーン等の準備が必須。
また、オイルやバッテリー残量もチェックしておきましょう!
また、近くの都市まで鉄道などの公共交通機関で訪れた場合はレンタカー利用が便利です。
バスで行く
各地から白川郷を訪れるバス路線があります。
おもな出発地は次のとおり。
・富山駅(富山県)
・高山駅(岐阜県)
・名鉄バスセンター(愛知県)
バスは白川郷バスターミナルに着きます。
現地ツアーで訪れる
白川郷はクルマが無いと行きづらい場所にあります。
クルマが無い場合や他の場所と合わせて効率的に観光したい場合はツアー参加が便利です。
観光についての注意点
定休日・営業時間について
主な施設の定休日、および営業時間は次のとおりです。
神田家 9:00~17:00、水曜定休(祝日の時は営業)
長瀬家 9:00~17:00、不定休
明善寺 8:30~17:00(12~3月は9:00~16:00)、不定休
所要時間について
約3時間でひと通り見て周れますが、ライトアップも見たい場合は午後イチで訪れて昼間の風景を楽しみ、夕食を挟んでライトアップを楽しむのがオススメです。
服装について
夏は普段どおりの服装でOKですが、冬は注意が必要です。
昼間でもかなり寒いですが、日が暮れるとめちゃくちゃ寒くなるのでヒートテックを含めて3~4枚重ね着がオススメ。
また展望台に行く場合、道は坂になっている&凍結している場合もあるので歩きやすい靴が必須です!
トイレについて
バスターミナルやレストランなど、あらゆる場所にありました。
売店・レストランについて
食事を食べられる食事処や軽食メインのカフェ、食べ歩きできる料理などさまざまな形態がそろっています。
とくに山菜や名産の飛騨牛などの料理が充実。
また、みやげ物を扱っている店も多いです。
世界遺産への登録
『白川郷・五箇山の合掌造り集落』という登録名で1995年に世界遺産(世界文化遺産)に登録されました。
白川郷のうち、世界遺産に登録されたのは和田家をはじめとした59棟で、うち31棟が江戸時代に建設されたものです。
観光のベストシーズン
過ごしやすい春や秋がオススメです。
しかし冬の白川郷は雪景色がキレイなので、寒さに強ければオススメできます。
また、ライトアップは冬季しか行われないので、見たい場合は冬一択です!
観光を計画
白川郷を訪れたときに宿泊する時のホテル予約はこちらから可能です。
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