ガウディ建築9選+α!スペイン・バルセロナは街中ガウディ!!

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芸術の街と言われるスペイン・バルセロナを語るうえで外せないのがガウディ建築。

世界中にココだけ!という、特徴的な建物がいっぱいです!!

今回はバルセロナ市内にある、ガウディ建築およびガウディ建築の特徴などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

ガウディの基本情報

天才建築家として知られるアントニ・ガウディ(Antoni Plàcid Guillem Gaudí i Cornet)は、1852年にスペインのカタルーニャ地方南部のレウスに生まれました。

16歳の時に建築を学ぶためにバルセロナに移住して建築学を学びましたが、当時から奇抜なアイデアを持っていたらしく、校長先生は「彼が狂人か天才なのかは、時が明らかにするだろう」と語っています。

なお在学中に、カタルーニャ音楽堂などを建築したリュイス・ドメネク・イ・モンタネール(Lluís Domènech i Montaner)の講義を受けています。

パリ万国博に出品したきっかけで、実業家のエウセビ・グエル(Eusebi Güell)と知り合い、ガウディの良き理解者であり支援者になりました。

エウセビ・グエルは、グエル公園グエル邸の依頼者です

 

晩年は熱心なカトリック教徒となり、サグラダ・ファミリアの建築に着手。立て続けに親しい人を亡くした悲しみから、身なりに構わなくなるほど建築に打ち込みました。

しかし、1926年に路面電車にひかれてしまいます。

身なりからホームレス(路上生活者)と勘違いされ、治療が遅れたことにより亡くなってしまいました。

 

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バルセロナ市内のガウディ建築

バルセロナ市内には、ガウディが設計した建築物がたくさん。

また、建物以外にも設計したものが現在でも残されています。

サグラダ・ファミリア(Basílica de la Sagrada Família)

サグラダ・ファミリアはガウディが晩年に手掛けた建築物で、2018年時点でも建築が続いています(2026年完成予定)。

サグラダ・ファミリアはサンホセ帰依者教会の本堂。もともとは建築家ビリャ―ルが担当していましたが、1883年にガウディが引き継ぎました。

なお、ガウディが設計を担当したのは生誕のファサード地下聖堂のみです。

スペイン・バルセロナのサグラダファミリア

サグラダ・ファミリアの最寄り駅は、地下鉄2号線および5号線のサグラダ・ファミリア駅(Sagrada Familia)。

駅を出れば目の前にあります。

サグラダ・ファミリアの詳細はこちらをご覧ください。

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カサ・ミラ(Casa Milà)

カサ・ミラは集合住宅で、現在でも人が住んでいます。

山がテーマとなっており、直線をいっさい使わずに曲線のみで構成されている点が特徴的。

内部はブルジョワの住居が再現されていたり、カサ・ミラに関する資料、ガウディが設計したイスが展示されています。

スペイン・バルセロナのカサ・ミラ

カサ・ミラの最寄り駅は、地下鉄駅3号線および5号線のディアゴナル駅(Diagonal)。駅を出てすぐの場所にあります。

カサ・ミラの内部の様子や、観光に役立つ詳細な情報はこちらをご覧ください。

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カサ・バトリョ(Casa Batlló)

カサ・ミラは山をテーマにしていましたが、カサ・バトリョは海をテーマにしています。

繊維業を営んでいたバトリョの自邸の増改築をガウディに依頼、このような奇抜な建物に生まれ変わりました。

スペイン・バルセロナのカサ・バトリョ

カサ・バトリョの最寄り駅は、地下鉄2号線&3号線&4号線のパセジ・ダ・グラシア駅(Passeig de Gracia)。駅を出てすぐの場所にあります。

同じくガウディ建築であるカサ・ミラもすぐ近くにあります。

カサ・バトリョの内部の様子はこちらをご覧ください。

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カサ・ビセンス(Casa Vicens)

カサ・ビセンスはガウディ初期の建築物。1885年に完成しました。

レンガやタイルを作っている会社の社長マヌエル・ビセンスの邸宅であり、当時流行していたネオ・アルハンブラ様式とネオ・ムハデル様式で造られています。

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンスの外観

他のガウディ建築は曲線が主体ですが、カサ・ビセンスは直線主体で構成。

また、依頼者がタイル業を営んでいたこともあり、外観・内装ともタイルがふんだんに使われています。

現代までに様々な人の手に渡りましたが、現在はアンドラ公国の銀行が所有しています。

https://japanalltraveler.com/spot/andorra/ 

 

カサ・ビセンスの最寄り駅は、地下鉄3号線のフォンタナ駅(Fontana)。駅を出て徒歩10分ほどですが、奥まった場所にあるので少し分かりずらいです。

長いあいだ非公開でしたが、2017年秋に公開が開始されました!

詳しくはこちらをごらんください。

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カサ・カルベ(Casa Cabot)

カサ・カルベは1900年に完成した建物で、1階は建築主の事務所、2階は住宅、3階以上は賃貸住宅として使われていました。

ガウディ建築では最もガウディっぽくないですが、バルセロナ市の建築年間賞を受賞したこともあります。

なお、現在はレストランとして使われています。

レストランを利用しないと内部を見ることができません

 

カサ・カルベの最寄り駅は、地下鉄1号線および4号線のウルキナオナ駅(Urquinaona)。駅を出て徒歩20分ほどかかります。

グエル公園(Parc Güell)

グエル公園は実業家グエル伯爵の依頼により、全60戸の分譲住宅として造られました。

・・・しかし全く売れず。購入したのはグエル伯爵とガウディのみ。たしかに住むのは少しイヤかも?

スペイン・バルセロナのグエル公園の階段

現在は、公園として生まれ変わりました。

グエル公園の最寄り駅は、地下鉄3号線のレセップス駅(Lesseps)または、バイカルカ駅(Vallcarca)。駅を出て徒歩20分ほどかかります。

グエル公園の内部の様子や、観光に役立つ情報はこちらをご覧ください。

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グエル邸(Palau Güell)

グエル邸はガウディ初期の作品で、1890年に完成しました。

名前の通りガウディの支援者・グエルの依頼。別館として建設されましたが、あまりのできの良さから別館ではなく、こちらを本館として利用したほど。

スペイン・バルセロナにあるグエル邸の外観

建物は地下1階+地上4階。建物の外観からすると、それほど広そうな印象はありませんが、内部はかなり広く豪華!

中に入ると、まず大きな吹き抜けが目に入ります。

スペイン・バルセロナにあるグエル邸の吹き抜け

地下に下ると、そこは馬小屋として使われた場所。シンプルな石造りで、ガウディっぽさを感じません。

馬小屋はカトリック文化とイスラム文化が融合した、ムデハル様式と呼ばれる建築様式で造られています。

スペイン・バルセロナにあるグエル邸の馬小屋

カサ・ビセンスと同じく初期の作品ということもあり、直線が主体です。

スペイン・バルセロナにあるグエル邸の大階段

全体的にガウディっぽさは感じませんが、屋上の煙突にガウディらしさを感じます。

目立たない部分で自分の個性を表現したのでしょうか・・・

スペイン・バルセロナにあるグエル邸の屋上の煙突
スペイン・バルセロナにあるグエル邸の屋上

グエル邸の最寄り駅は、地下鉄3号線のリセウ駅(Liceu)。駅を出て徒歩5分ほどかかります。

近くのレイアール広場に、ガウディが初めて設計したガス灯があります(後述します)。

休館日、営業時間はこちら。

定休日 :月曜(祝日以外)、1/1、12/25・26
営業時間:朝10:00~夜20:00(冬時間は~17:30)

くわしい定休日、営業時間は公式サイトで確認してください。

 》》グエル邸の詳しい情報(公式サイト)

また、ひととおり見るには1時間ぐらいかかります。

グエル別邸(Pavellons Güell)

ガウディの支援者・グエルが週末に住む邸宅として、1887年に完成しました。

ここの見どころは建物自体ではなく、正門。

スペイン・バルセロナにあるグエル別邸の正門

ドラゴンをモチーフにした鉄製の門です。

ドラゴンはギリシャ神話に登場する愛と多産のシンボルである、黄金のリンゴの園の番人である竜を象徴しています。

内部はカタルーニャ工科大学・建築学部の”ガウディ記念講座”の本部として使われています。

 

グエル別邸の最寄り駅は、地下鉄三号線のマリア・クリスティーナ駅(Maria Cristina)から歩いて10分。

グエル別邸までは少し上り坂になっており、日陰も少ないので夏は熱中症に注意してください。

また、他のグエル建築からは少し離れていますが、サッカーの聖地カンプ・ノウから近いです。

 

休館日、営業時間はこちら。

定休日 :月曜(祝日以外)、1/1、12/25・26
営業時間:朝10:00~夕方16:00(正門は定休日・営業時間外でも見られます)

サンタ・テレサ学院(Col.legi de les Teresianes)

カトリック教育を目的とするサンタ・テレサ会の本部として建てられました。

建物はムハデル様式で造られ、ガウディの象徴主義がこの作品で花開いたと言われています。

また、ガウディ建築のシンボルともいえる四本腕の十字架も初めて使われました。

下記はサンタ・テレサ学院のものではありませんが、こんな感じです。

グエル建築の特徴の四本腕の十字架

サンタ・テレサ学院の最寄り駅は、カタルーニャ鉄道のラ・ボナノバ駅(La Bonanova)、またはラス・トレス・トーレス駅(Les Tres Torres)。駅から降りて歩いて数分です。

現在は内部見学は不可です(2018年時点)

レイアール広場のガス灯

レイアール広場には、ガウディが若いころ設計したガス灯があります。

バルセロナのレイアール広場にあるガウディが設計した街灯

ガウディが建築学校を卒業してから初めての仕事が、バルセロナ市から依頼されたこの街灯。

街灯の上には、商業をつかさどる神・ヘルメスを表現している装飾が施されています。

レイアール広場の最寄り駅は、地下鉄3号線のリセウ駅(Liceu)。駅を出て数分歩いた場所にあります。

グエル邸からも近いので、一緒に訪れると便利。

また、レイアール広場にあるLes Quinze Nitsはイカ墨パエリアがおいしいレストランとして有名です。

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ガウディ建築の特徴

ガウディ建築には、次の特徴があります。

設計図を書かず、模型を重視

現代ではキッチリとした設計図を作ってから建築を開始するのが普通ですが、ガウディはほとんど作らず、模型をもとにして造っています。

曲線的なデザイン

ガウディ建築には直線はほとんど見られません。

カサ・ミラサグラダ・ファミリアなど、どこか有機的な印象を受ける丸っこい建物が多いです。

スペイン・バルセロナのカサ・ミラ外観

自然をモチーフにしている

ガウディは「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」と語っています。このため、自然界にあるものをモチーフとした建物が多いです。

たとえば、カサ・バトリョは海をテーマにしています。

スペイン・バルセロナのカサ・バトリョ

自然法則を利用

自然法則を利用したもので、もっとも有名なのが逆さ吊り模型(フニクラ)

網状の糸に重りを取り付け、その状態の糸が描く曲線を上下反転したものが、最も丈夫な構造であるとしてサグラダ・ファミリアなどに応用しました。

この逆さ吊り模型が、サグラダ・ファミリアの地下に展示されています。

スペイン・バルセロナのサグラダファミリアの地下博物館に展示されている逆さづり模型

四本腕の十字架の使用

ガウディが好んで使用していたのが四本腕の立体十字架。

グエル建築の特徴の四本腕の十字架

なぜ好んで利用していたかはハッキリしていませんが、前後左右&上から見ても全て十字に見えるからでは?という説もあります。

初めて四本腕の十字架が使われたのはサンタ・テレサ学院です。

トレンカディス仕上げ

トレンカディスとは、砕いたタイルで作品の表面を覆う工法のこと。

ガウディだけではなく、モデルニスモ期には一般的に使われていた工法です。

グエル公園の名物・ドラゴン(トカゲ?)の像にも使われています。

スペイン・バルセロナのグエル公園のトカゲの像

 

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世界遺産への登録

1984年に『バルセロナのパルケ・グエル、パラシオ・グエル、カサ・ミラ』として、下記の場所が世界遺産(文化遺産)に登録されました。

  • グエル公園(パルケ・グエル)
  • グエル邸(パラシオ・グエル)
  • カサ・ミラ

その後、2005年に下記の場所が世界遺産に登録され、名称も『アントニオ・ガウディの作品群』に変更されました。

  • カサ・ビセンス
  • カサ・バトリョ
  • サグラダ・ファミリア *生誕のファサードと地下聖堂のみ
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観光に必要な日数

バルセロナへの往復に丸2日、ガウディ建築巡りに2日かけるとして合計丸4日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低4泊6日必要です。

 

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